津軽塗は元禄時代から作られてきた経済産業大臣指定伝統的工芸品の漆器です。素地から塗り、研ぎ、磨きを繰り返し約48もの工程を経て完成される堅牢優美な漆塗り、研ぎ出し変わり塗り技法が特徴です。バッグの持ち手は色漆の断層が美しい斑模様の「唐塗」艶消しの渋い色合いの「紋紗塗」などで作っています。
津軽裂織の光沢のある独特の色合いと持ち手の美しい模様が魅力です。
津軽塗工程
木地固め→布着せ→地付け→仕掛け→彩色→荒砥ぎ→炭はぎ→摺漆→艶付→上塗→完成
北海道に生息するエゾシカの革は、森を走り抜けた時についた傷や皺の跡など、革本来の風合いを生かした素仕上げ。裂織とエゾシカ革の手触りの良さにこだわりコラボレーションしました。
エゾシカ革名刺入れ工程
津軽裂織で名刺を入れる部分を作る→裂織の色に合わせて革を選ぶ→革の自然なカーブを取り入れたデザインにする→名刺入れのサイズに切る→革用の針と糸で手縫いする→完成
愛らしい色合いの裂織ブローチを青森県の伝統工芸品あけび細工で仕上げました。ペンダントヘッドとしてもお楽しみいただけます。
製作工程
蔓の選定→陰干し乾燥→水に浸す→節取り→縁編み→手付け→端切り→
仕上げ→完成
青森ヒバ林檎針刺し
青森ヒバは天然の抗菌効果を持つヒノキチオールを含み、爽やかな香りがストレスを和らげます。愛らしい色合いの裂織と青森ひばのコラボレーション、青森ヒバ林檎針刺しはアロマインテリアとしてもお楽しみいただけます。
製作工程
原木の乾燥→寸法に合わせて原木を切る→木の余分な部分を切り取る→ろくろを回転させて鉋で削る→穴を開ける→サンドペーパーで磨く→つる(軸)を付ける→完成
テキスタイルスタジオ村上
1978年 東京テキスタイル研究所基礎科卒青森市にて創作活動を始める(村上あさ子)
1984年 山形県工業試験場繊維染織課程卒(村上始)
1988年~1995年 青森県内外で個展グループ展の活動
1996年 青森市高田に工房テキスタイルスタジオ村上開設
2000年 工房に裂織教室開設
2003年 あおもり伝統工芸・クラフト展デザイン賞受賞
2004年 あおもり伝統工芸・クラフト展金賞受賞
2004年 あおもり伝統工芸・クラフト奨励賞受賞
2006年 村上あさ子 青森県津軽裂織伝統工芸士に認定
2008年 村上始 青森県津軽裂織伝統工芸士に認定
2014年 MUJIAWARD INTERNATIONAL DESIGNCOMPETITION inCHINA04入選
2014青い森の良品企画発掘コンペティション優秀賞受賞
青森市匠の職人表彰受賞
2015年 青森県卓越技能者表彰受賞
掲載雑誌
1998年 布の贈りもの 文化出版局
2003年 季刊銀花 冬 文化出版局
和樂12月号 小学館
2011年 新裂織に遊ぶ マリア書房
2012年 裂織 マリア書房
2013年 nid(ニド) エフジ―武蔵
2016年 日経トレンディ12月号
2018年NHKおはよう日本で紹介される
🏣030-0151 青森市高田朝日山809-256
℡・fax 017-739-7761